ドラマ「新聞記者」
2019年 日本
監督: 藤井道人
原作: 望月衣塑子
出演:米倉涼子 / 綾野剛 / 横浜流星 吉岡秀隆 寺島しのぶ 吹越満 田口トモロヲ 大倉孝二 田中哲司 萩原聖人 柄本時生 土村芳 小野花梨 橋本じゅん でんでん ユースケ・サンタマリア 佐野史郎
ネットフリックスのドラマ版のほう。映画版のほうはまだ見てません。
なんか、このドラマが事実と異なる表現があるということで賛否両論となっていて話題(炎上)になっていたので、なにがどうなっているのか気になって視聴した。
このドラマのストーリーは、実際にあった事件に基づいたお話なんですって。いわゆる「森友学園問題」。皆さん森友学園問題ってどんな事件だか分かってます?僕はいまいちよく分かってません。なんならこのドラマをきっかけにそういえば森友学園問題ってなんだったのかを今更調べたりなんかしているくらいです。なので「森友学園問題について無関心だった男を森友学園問題のWikipediaを読ませる」くらいの影響力はこのドラマにはあった訳です。
「財務省が不正を行っていた疑惑があって、自殺した人がいた」という事実があった。というところまでは理解しました。それに対しては、亡くなった方が気の毒だと思いました。
しかしですね、結局よく分からないことがいくつかあって、悶々としました。
このドラマの中で、「政府は情報操作をして、都合の悪いことを隠蔽している」「政府はマスコミに対して圧力をかけて情報操作している」みたいな陰謀論めいた描写があったんだけど、
それに対して、「政府はマジでクソだな!信じられない!安倍の野郎やっぱムカつく!」って素直に思う人がいるかもしれない。
しかし、
「いやいや、このドラマは事実と異なる点が問題視されてるらしいよ。自民党の印象を悪くしたい左翼しか絶賛してないんだってさ。」っていう評判らしいですよ?安倍さんは別になにも悪くないよ。
え?誰がそんなこと言ってんの?
いや、だからネットで記事になってるよ。賛否両論だって。
そのネットの記事はどこまで信用できんの?
え?
どっちどっち?
どっちが正しいの?
とか、もう、疑心暗鬼です。
もうなにが正しいのか僕には分かんない。
まるでドラマのなかで起きている出来事が実際でも起きている錯覚になった。本当に。現実にドラマが入り込んでくる感じ。
なんか分かんないけどゾッとした。