常田大希 東京混沌 -TOKYO CHAOTIC

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常田大希の活動に密着したドキュメンタリー。
King Gnuとmillennium paradeの2つの音楽のすべての楽曲を手掛けている彼がどのような仕事をしているのかという内容。

 

つまり、常田大希がいかに天才なのかという内容なんですけど。彼は紛れもなく天才ですし、圧倒されました。もう凡人には理解できない領域だった。すごいですよね、King Gnuだけならまだしもmillennium paradeも同時にやってるっていうのがヤバすぎです。生き急いでいるんだろうか。才能が爆発しているヘブン状態なんだろう。

たぶん、「King Gnuではポップで売れ線を狙い」「millennium paradeでは売れ線とか気にせずにカッコいい音楽を追求する」という、2つを住み分けていたんだと思う。それは合理的だと思うし、精神衛生上にもいいのだろう。本当にやりたいことが100%できる手段でもある。しかし、その分誤魔化しができないし言い訳ができない。余計に自分を追い込んでいるプレッシャーにもなっている筈である。

って、思ってたんだけど、millennium paradeも紅白歌合戦に出場しちゃいましたから、millennium paradeのほうもお茶の間に評価されてメインストリームになってる状況なんです。もう無敵状態です。

いや、いいんですよ、だって彼らは本当にカッコいいし、本物なんですから。当然の評価を受けるべき。日本のJ-POPの音楽だってカッコいいものに進化するフェーズなんです。

しかも驚くことに彼らにはプロデューサーとかディレクターのような大人の関与がなくて、常田が全てセルフプロデュースまでやっているらしい。

もう、バンドとして理想的すぎる。本来バンドはそうあってほしい。変な大人が関与してほしくない。売れ線がどうのこうのとか気にしてほしくない。思う存分カッコいいと思うことを全力でやってほしい。その音楽を僕はもっともっと聴きたい。

レコディングの様子とか、バンドのメンバー同士が信頼しあって仕事をしているんだなという空気感だった。というか、彼らのプライベートスタジオがまじでカッコ良くて羨ましかった。秘密基地みたいなスタジオなんだけど、男の夢が詰まった空間だった。

 

とにかく常田大希がいかに天才で、いかにカッコいいのかっていう内容のドキュメンタリーでした。