アルゴ

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2012年 アメリ

監督:ベン・アフレック

出演:ベン・アフレックブライアン・クランストン / アラン・アーキン / ジョン・グッドマン

 

1979年、イランで発生した「イランアメリカ大使館人質事件」を題材にしたノンフィクション映画。

 

当時、イランとアメリカの関係が悪くなって、アメリカ大使館にイランの反米デモ隊が襲撃して、52人のアメリカ人外交官が人質に取られるという事件が起こったんです。こっそり逃げ出した6人の外交官はカナダ大使館に保護されているというので、救出に行こうという話なんだけど。その救出方法が、架空の映画を作って、そのロケハンスタッフだと言い張り、イランからアメリカに脱出するという。かなり壮大なミッションだったんです。

その他に方法は無かったのかよって思うくらい奇抜な作戦だと思う。映画作っちゃうってどういうことだよ。映画を作ったと言っても、企画書とか絵コンテとか資料を用意するくらいだけど。だけど、イランを騙すためにはリアルな資料が必要なんです。国を騙さないといけませんから。その映画の企画書が徹底していた。

 

そういえばイランって、大昔はペルシャ帝国と呼ばれていたんですね。ペルシャといえばアラジンと魔法のランプとか空飛ぶ絨毯とかそんなイメージですよね。だけどそんなことすら想像できていたなかった。僕はイランという国のことをなんにも知らなかった。

アラジンのファンタジーな世界を想像するとイランのことに興味が湧いたが、この映画だけ見ると、イラン超怖い。絶対行きたくない。と思ってしまうくらい、イランのことを恐ろしく描いた映画だと思った。