ホテル・ムンバイ

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2018年 オーストラリア/インド

監督:アンソニー・マラス

出演:デーヴ・パテール / アーミー・ハマー / ナザニン・ボニアディ / ティルダ・コブハム=ハーヴェイ / アヌパム・カー / ジェイソン・アイザックス

 

2008年にインド最大の都市ムンバイで起こったイスラム過激派による同時多発テロ事件を題材としたノンフィクション映画。

 

タージマハル・ホテルというインドで最高級の5つ星ホテルがテロリストに襲撃され、500人以上の従業員と1000人以上の宿泊客が人質となり、多数の死傷者がでた事件らしい。

 

僕は恥ずかしながらこの事件のことを知らず、この映画を見てはじめて知ってショックを受けました。

この映画は、テロに襲撃されているホテル内の緊張感がとてもリアルに描かれているため、本当にその現場にいる気分になったのです。

本当に現場の空気感がリアルすぎてすごかった。

あれ…俺いままでどんな映画見てたんだっけ…?いままで見たこの手の犯罪ものや事件が題材になっている映画のテロリストが襲撃するシーンとか、僕が過去いままで見てきた映画が思い出せなくなるという一時的な記憶障害になってしまうくらいこの映画のリアリティに震えた。

ホテルの従業員や宿泊客の恐怖と緊張感に感情移入しすぎて、その場にいる擬似体験をしたんだけど、同時にテロリストの立場にも感情が持っていかれ、最終的に気づいたら涙が止まらなかった。

なんか、ずーっと緊張していて、心がギューっと絞られて、涙がジワーっと滲んできたんです。

久しぶりに映画を見て心が震えた。