NOPE / ノープ
2022年 アメリカ
監督・脚本:ジョーダン・ピール
出演:ダニエル・カルーヤ / キキ・パーマー / スティーヴン・ユァン
きっと、ネタバレを気にするタイプの映画だと思うので、まだ見てない人はできるだけ情報を入れずに観るのをおすすめします。
しかしながら、この映画、見た直後は意味が分からないことが多くて、モヤモヤしたんですが、意味が分かれば分かるほどこの映画の凄さをジワジワと実感している最中です。
ひとまず、どんな映画かと一言で言おうとすると、「空から謎のなにかが襲ってくるSF映画」でした。
その、謎の「なにか」の映像が壮大でした。想像以上に斬新な形状だった。まるでエヴァの使徒かのような。襲われるときの絶望感が半端なかった。
まずとんでもなくデカイ。超デカイUFOみたいなものが襲ってくるんです。物語の舞台が牧場なので、アメリカの広大な景色がとにかく壮観で、デカイものに襲われるのにぴったりな環境だなって、あらためてアメリカの広さを実感しました。とにかくそのUFOみたいなものの表現が斬新だった。
これは、映画館の大きなスクリーンで見るべき映画でした。僕はあいにく公開が終わったあとに自宅のTV画面で見たので、映画館のIMAXで見たかった。
とにかく、終盤のクライマックスがアガる。
そして、チンパンジーがめっちゃ怖かった。なんならこの映画のなかでチンパンジーのくだりが最も衝撃だった。チンパンジーがUFOとなんの関係があったのかいまいち分からなかったけど、あのチンパンジーのくだりがあったおかげで、単なるパニック映画ではない別のなにかに昇格したことは間違いない。