スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲
1980年 アメリカ
監督:ジョージ・ルーカス
出演:マーク・ハミル / ハリソン・フォード / キャリー・フィッシャー
年末のスターウォーズの新作が公開される前に予習として前作を一気に見ようと、旧3部作から順番に見ることにした。
僕はこれまでエピソード4しか見ていないので、エピソード5からは完全に初見だ。
なんて贅沢。こんな全世界にカルト的に熱狂的なファンがいる超大作があと5本も初見だなんて。しかもそれを一気に見ようとしているという。こんな豪遊していて大丈夫だろうか。
とは言え、こんだけ有名な映画ですから、かなりネタバレをしている。こんなにわかな僕にも知っていることが結構あった。おそらく当時リアルタイムで見ていた人は「ええ!まじかよ!あいつお父さんなのかよ!」と驚いたに違いない。誰とは言いませんけど。
そういう衝撃が薄いのは淋しい。初見なのに確認するために見る感じ。不思議な感覚だった。見たことないのに色々知ってるって実に不思議だった。それだけ有名な映画だってことだ。いままで見ていなかった代償はデカい。
例えばヨーダの存在。
エピソード5でヨーダがはじめて出てくるので、エピドード4しか見ていない僕はヨーダを映画内で見ていない筈なんだけど、なぜか見たつもりになっていた。ヨーダの存在くらいは知っていたので、4で見たつもりになっていた。4を見終わって、あれ?ヨーダって出てこないんだっけ?と。記憶が勝手に作られていた。人間の脳って不思議だ。
だから、5を見たとき「あ、ここで出てくるんだ…」と。動いて喋るヨーダを見て感動した。「ヨーダが動いて喋ってる…」と。感動の矛先が違う。
ルークがヨーダに修行を教わるとき、ルークが仲間のことが気になって修行の途中で行こうとして、まだ未熟だから行くなと止められるときに、ルークと自分を重ねてしまった。聞く耳を持たずに中途半端に強がって自分を過信してしまったことが自分にもあったけど、上手くいったためしがなかったなあと過去の黒歴史がフラッシュバックした。僕もヨーダに修行してもらいたい。僕もダークサイドには落ちたくないです。
そしてエピソード4に引き続き、レイア姫のツンデレは加速しただの面倒な女に。もはや僕の中でレイア姫への関心がどんどん薄れていくという懸念材料を残しエピソード6へ。