愛のむきだし
2009年公開。日本映画。
監督:園子温
すごい…。なにこれ…。
まず、上映時間が237分なんだけど、つまり約4時間。
この映画のDVDを借りてきて、たしか見始めたのが夜中の12時くらいだったんだけど、終わった頃には朝になっていた。もうとにかくどっと疲れた。疲労困憊。DVDで2枚組だったんだけど、2枚目にチェンジするときの「あ、もう1枚あるのか…」という絶望感。4時間ずーーと狂気の世界が永遠続く。問題作ですよこれは。
終盤の山場があって、体感では「この山場がクライマックスだろう。そろそろ終わりかな…?」っていうのが3回くらいあった。そんだけクライマックスが何度もあるとダレる筈なんだけど、更にテンションが加速して上回る。終盤にかけて狂気の世界が畳み掛けてくる。そんな緊張状態が途切れずに終わってみれば4時間経っていたという。頭がおかしくなるかと思った。
怪しい宗教団体のような集団がすごくリアルだった。
そして安藤サクラがすごい。本当にこの人怖いって思った。こんな人に絶対関わりたくないって思った。安藤サクラの演技が際立っていた。