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ナイトクローラー

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2015年 アメリカ

監督:ダン・ギルロイ

出演:ジェイク・ジレンホール

 

事故現場や事件現場を撮影したものを、マスコミに映像を売るカメラマンの話。

パパラッチというか、ジャーナリストというか、ハイエナだった。マスコミってクソだなあという胸糞悪い系の映画。

 

とにかく主演のジェイク・ジレンホールの演技がすごい。怪演。

こいつはまさにサイコパス。クズすぎる。ここまでクズを貫いているならもう諦めるしかない。ノーカントリーのアントン・シガー以来のサイコパスだった。最低で最高。

 

彼の言ってることは、説得力がありそうで薄っぺらい。すごく胡散臭い。しかし、妙に交渉力がある。しつこいだけなのかもしれないけど。とことん人を追い詰める。病的なまでに。もう自分勝手すぎて、他人を利用することしか考えてない。でもその自覚がないみたいで、それが普通だと思っているみたいだからタチが悪い。意識高い系クズ。

 

外っ面は人当たりがいいので、一見普通なんだけど、なんかちょっとおかしい。気がついたら利用されている。その少しの違和感とか、ちょっとズレた感じが絶妙でリアル。

 

そんな人って実は日常にたくさんいる気がする。ここまで極端な人間ではなくとも、少しは思い当たる節はある気がする。気がつかない程度に。

 

そして、意外とこういう人間ほど、出世したり上手く仕事をこなすタイプだったりする。世渡り上手なのかもしれない。人間的になにかが欠落してるとかは、さほど問題ではないのかもしれない。

細かいことを気にしてしまう繊細な人や、他人の気持ちに敏感な人ほど、他人を気にするあまり、他人の犠牲になりがちで、損をしたり、利用される側だったりすることが多い。気がする。

 

いや、ちょっとまってほしい。そんな馬鹿なことがあってたまるか。この主人公を正当化するのはおかしい。僕もいままさに、このクズみたいな主人公の思考に影響されるところだった。

しかし、自分が思っている正義感って、所詮は偽善なだけなのかもしれない。ただの思い込みでそもそも何が正しいのかなんて…(永遠ループ)

 

色々考えたけど、ただひとつハッキリしてることは、この主人公はクズだ。