渋谷すばるの歌声がいい。
以前、関ジャニのライヴDVDを見る機会があったのだけど、この渋谷すばるの歌声だけ突出していて、ジャニーズっぽくないというか、一人だけロックなのがいるなあと。「もっと彼の歌を全面に出したほうがいい」「彼はソロでバンドとかやったほうがいいんじゃないか」とか勝手なこと思っていたら、まさにそれを具現化してくれる映画がはじまった。
ムショ帰りの男がボロボロになって記憶を無くし、バンドのマネージャー(二階堂ふみ)に拾われてバンドに加入するという青春ストーリーなんだけど、すごくよかったです。いい映画でした。
味園ユニバースというのは大阪に実際にあるライヴハウスで、昭和のキャバレーみたいな味のある内装が素敵で行ってみたいって思ったし、大阪の街の風景とかノスタルジーな気分になったり、空気感が自然で心地よかった。
バンドはちなみに赤犬(本人役)だというので、バンドの音にも説得力があった。赤犬がいい仕事してました。すばるくんと一緒に赤犬もMステとか出ればいいじゃんせっかくだから。って思った。
それと、劇中の音楽はあら恋の池永さんということで、サントラも素晴らしかった。
さりげなくモンゴル800のキヨサクさんも出演していると前情報で知って、どこに出てくるんだろうと思ってたら、二階堂ふみの父親役で、遺影の写真だけだったので笑ってしまった。
そしてこの映画、各方面の著名人からたくさんの絶賛コメントが寄せられていて、
そのメンツが凄い。
ヒロト、マーシー、岡村ちゃん、ソイルの社長、ハマケン、少年ナイフのなおこ……etc
もう、サブカルホイホイですよ。
すばるくんはヒロトに憧れているらしいから、ヒロトからのメッセージは嬉しかったんじゃないかなあと。
この映画は渋谷すばる推しにはたまらない映画なのは間違いない。現に映画館はほぼ9割が女の子の客だったし、おそらくみんなジャニオタの方達なのだろう。しかし、この映画をジャニオタだけで完結するのは勿体ない。どっちかというと僕みたいなサブカルクソ野郎が震え立つ内容だと思った。渋谷すばるの歌声はもっと色んな人に響くはずだと改めて思った。