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映画「渇き。」を見た

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中島哲也監督の新作映画「渇き。」を見た。

すごい映画だった。非道徳、罪悪感、非倫理的、破壊、暴力、憎悪を丸めてこねた塊を棒にしてずっとぶん殴ってるみたいな映画だった。

そうなんだけど全然嫌な感じがしなかった。中島監督特有のポップさもあり、内容がエグいにもかかわらず軽快だった。

中島監督といえば前作の「告白」そして「嫌われ松子の一生」「下妻物語」などの監督で、中島監督の新作というだけで期待が高かった。

そして今回、キャストが役所広司小松菜奈二階堂ふみ橋本愛妻夫木聡オダギリジョー中谷美紀と、やたら豪華。主役として映画1本撮れそうな役者がゴロゴロいた。

それぞれの役者の魅力が上手く機能していて、映画を2、3本分くらい見た気分になった。ここまで濃いメンツが揃っているうえに、全員がいい味を出しており、一切の無駄がなく、全員の歯車がガッチリと噛み合い煙が出るほど高速で回転していた気がした。

今回は特に後半になるにつれて内容がエスカレートしていったのだけど、後半の畳み掛けは凄みがあった。見終わって結局一番印象に残ったのは役者の演技だった。

前回の告白の松たか子のときもそうだったし、嫌われ松子中谷美紀のときもそうだったのだけど、きっと中島監督は役者の良いところを引き出すのが上手い監督なのかもしれない。だから今回キャストが豪華だった分、もの凄い満足感を感じた。