機動警察パトレイバー the Movie
1989年 日本
監督:押井守
出演:古川登志夫 / 冨永みーな / 大林隆介 / 榊原良子
ロボットアニメの金字塔。パトレイバー以前とパトレイバー以降で日本のアニメの方向性が変わったと言っても過言では無い。相当影響を与えた作品なんじゃないかと。
で、合ってますよね?
まず、ロボットアニメの主人公を警察にしたという設定の時点で斬新。それまでロボットアニメのロボットって戦争の兵器としての役割なのが多いというか、戦車とか戦闘機の役割だったのを、パトカーにしたというのが斬新。戦争兵器から働く車や重機などの庶民の生活にロボットが取り入れられた未来が想像できるのがリアル。結果的にパトレイバーの未来が一番実現しそうだし、本当にパトレイバーを作ってほしい。働く車とか工業重機ってカッコいいですよね。
そして改めてこの作品が1989年だと思い返すと先を行き過ぎている。89年っていまみたいにパソコンやインターネットなんてほとんど普及していない時代に、OSとかコンピューターウイルスとかの概念を、このアニメを見た当時の少年たちは理解できたのだろうか。ゲームボーイが発売したばかりで、ビックリマンやミニ四駆に夢中になっていた時代に。