2002年 日本
監督：豊田利晃
出演：松田龍平 / 新井浩文 / 高岡蒼佑 / 大柴裕介 / 瑛太 / 小泉今日子
松本大洋の漫画が原作の映画版。
僕が当時通っていた学校は普通の平凡な高校でしたのでこんなに荒れていないし、別にヤンキーとかもいなかったし、僕も普通の高校生だったんだけど、この映画を見て、自分が高校生の頃を思い出し、「二度と高校時代には戻りたくない」と改めて思った訳です。僕は高校生の頃は特になにも無かったですから。楽しい思い出ってなんかあったっけ？他人の評価ばかり気にして、同調圧力の中とにかく息苦しかった。今思えば。当時の自分は気づいてないけど。で、結局高校ってなんのために行ってたんだっけ？なにかを成し遂げたわけでもなく、なにかを得たのかもわからず、ただ行かなきゃいけないと毎日通っていた。成功体験があまりにも皆無。つまらない高校生でしたね。せめてなにかやっとけよ！と、当時の自分を小一時間説教したいです。
そんな黒歴史を思い出させないでくれ！
黒歴史をほじくり返すなよな！まじで
という気持ちに勝手になった。
主演の松田龍平がデビューしたての17歳とかなんだけど、すでに完成された松田龍平なのがすごい。とにかく松田龍平がカッコよくて目で追ってしまう。そしてキャストが実は豪華。こんな人まで出ていたのかと。
映画としては正直荒削りですが、後半の新井浩文の覚醒からのラストまでが心をえぐられる。
そしてミッシェル・ガン・エレファントの音楽が最高にカッコいい。
