2018年 イギリス/アメリカ
監督:ブライアン・シンガー
ラミ・マレック / ルーシー・ボイントン / グウィリム・リー / ベン・ハーディ / ジョゼフ・マゼロ / エイダン・ギレン / トム・ホランダー / アレン・リーチ / マイク・マイヤーズ
QUEENのボーカル、フレディ・マーキュリーがいかに伝説だったのかっていうドキュメンタリー映画。
この映画、なんかめちゃくちゃ大ヒットしてるんすよね。音楽系のドキュメンタリー映画っていままでたくさんあったけどこんなに話題になることって珍しいなって思って。特に洋楽って一部の音楽ファンのオッサンにしか響かないと思っていたので、なんでなんだろうって。
正直僕はQUEENのことよく知らないんすよ。さすがにボヘミアン・ラプソディーがどんな曲かは知ってるけど。あと「We Are the Champions」とか「We Will Rock You」くらいなら知ってる。で、ボーカルのフレディ・マーキュリーが体操服みたいなピタピタな衣装を着ていてゲイなんすよね?
ごめんなさい。僕はQUEENのことをあまりに知らなすぎていた。
この映画でQUEENが伝説のバンドであったことがよく分かったし、僕はQUEENというバンドを誤解していた。
まず、QUEENの音楽ってプログレなのかと誤解していたんすよね。ボヘミアン・ラプソディーって途中でオペラみたいになるし。取っつきにくい小難しい音楽なのかと思っていたのが大きな誤解だった。すいません真逆でした。めちゃくちゃエンターテイナー。ライブは合唱や合いの手のある参加型だし、「俺たちは勝者だ!」という前向きなメッセージソングもある。「この歌は自分の歌だ」と聴き手に思って貰うためにフレディは歌っていると。これってまさにアイドルソングの方程式と当てはまる。フレディ・マーキュリーはアイドルだったんだなって。本当の意味のアイドル、崇拝される人物という意味の。
そして、フレディ・マーキュリーの生涯がドラマチックすぎる。出来すぎなくらい伝説。2時間でまとめるために相当端折って脚色も多少あるかと思うけど。
もしかしたら、僕はQUEENの知識が浅いにわかだったから尚更感動したっていうのもあったのかもしれない。
だって、クライマックスのライブエイドってイベントの存在自体知らなかったんすもん。あんな凄いイベントがあったんすね。いますぐウィキペディアで調べたい。当時の事をもっと深く知りたい。
ライブエイドの直前にバンドメンバーに自分の病気の告白をするシーンで僕は号泣した。死を覚悟して全てをあのステージに捧げたんだと思うと本当に泣ける。
フレディ・マーキュリーよ永遠に。