シェイプ・オブ・ウォーター

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2018年 アメリカ

監督:ギレルモ・デル・トロ

出演:サリー・ホーキンス / ダグ・ジョーンズ / マイケル・シャノン / リチャード・ジェンキンス

 

半魚人と掃除のおばさんが恋をする映画。

 

この掃除のおばさんのイライザ役のサリー・ホーキンスがとにかく可愛い。耳は聞こえるけど声が出せないという障害をもつ女性なんだけど、声が出せないぶん、手話と仕草で感情表現をするのだけど、嬉しがっているときとかの仕草が健気で可愛い。新しい萌えのジャンルの扉を開いてしまったかもしれない。

 

彼女は別に声が出せないことを卑下しているわけでもないし、不自由なく暮らしている、ちょっと孤独なだけ。半魚人と出会って、半魚人の彼も彼女と一緒なんだと思った。声が出せないからどうした。半魚人だからどうだというのか。成功者面した権力者は半魚人を拷問して殺そうとしている。成功者は人間として完璧だとか思ってんのか?人間として完璧だから半魚人を殺してもいいって?そもそも完璧ってなんだ?完璧を装って完璧だと思い込んでいるだけなんじゃないのか?

 

完璧な人間なんてどこにもいませんし、別に完璧じゃなくていいです。

「彼を助けないなら、私たちも人間じゃない。」という台詞が心をえぐった。

 

この映画にでてくる権力者が絵に描いたように偉そうでムカつく。私は成功者だから乗る車もキャデラックがふさわしいと、キャデラックの新車を買うのだけど、その新車がボコボコになったときスカッとした。この映画はもしかしたら、社会的弱者に対する権力への皮肉がテーマなのかもしれない。

 

60年代の古き良きアメリカが舞台で、映像と音楽がレトロでファンタジーなのも素晴らしかった。

 

アカデミー賞、作品賞を含む4部門獲得したらしい。

間違いなく名作。切なくて美しい映画だった。