ももクロの有安杏果卒業コンサートを見にライブビューイングに行った話

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2018年1月21日、ももいろクローバーZ有安杏果さんがももクロを卒業した。

 

ひとつの時代が終わったんだなって思いました。

 

僕はももクロは勝手に5人で走り続けるのだと思っていた。そう思い込んでいたのだけど、いつかはこのときがくるのだと。女性アイドルの寿命は短い。ももクロはただでさえ驚異的なスピードでアイドルの頂点まで駆け上った。こんな奇跡のような時間は長く続くこと自体が奇跡だったのだ。うっかりしていた。

 

 

5人のたどった軌跡は一言では語れない。それを語ってたら1冊の本になってしまう。僕はやっぱり彼女達の真骨頂はライブだと思っている。あえてたった1曲だけ選ぶとしたら「国立でのNeo STARGATE」だと思う。個人的に。他にも数え切れないほどあるが、苦しんだ挙句、悩んだ末にこの1曲を選ぶ。

 

 

 

5人での最後のライブ、絶対に見逃したくないと思った。

なんとか必死にライブビューイングのチケットは取ることができた。ライブビューイングとは、ライヴの生中継を映画館などで鑑賞するというスタイル。今回は、映画館ではなく、幕張メッセ イベントホール(キャパ 9000人)。ちなみに、本公演はそのすぐ隣の幕張メッセで行われた。ライブビューイングのために9000人規模の会場をおさえるって凄くないすか。僕のチケットはアリーナのスタンディングだった。きっとライブビューイングも本公演さながらに盛り上がるのだろう。緊張してきた。

 

開場15時、開始17時だったのだけど、16時からライブビューイング開場で、ももクロ5人が挨拶に現れるという告知があった。ライブビューイングのお客さんにもちゃんと顔を見せて挨拶をしてくれる配慮。僕はこういう気遣いがももクロのいいところなんだなあと思う。

しかも、「本公演に若干の空席があります。入金流れ分が120席くらいありました。ライブビューイングのお客さんのチケットを本公演に招待します。当選者の番号をスクリーンに合格発表みたいに映します。」というサプライズまであった。

このサプライズはきっとマネージャーの川上アキラ氏の配慮なんだと思う。めちゃくちゃ感動した。なにこの粋なサプライズ。すごい行動ですよこれは。

僕は当選はしなかったけど、この気持ちだけで十分嬉しかった。そりゃあみんな会場に行きたいからね。会場に行きたかったけど、ライブビューイングで我慢してる人達が集まってるわけですから。

当選の番号がスクリーンに映し出されるたびに、当選者は歓喜の声を上げ、あちらこちらから拍手が起こった。当選した人達は申し訳なさそうな顔で「行ってきます…!」と足早に消えていった。

 

17時ちょうどにライブがはじまった。Overtureからの1曲目は「Z伝説」というはじまりだった。2011年にあかりんが脱退して、6人から5人になって、ももいろクローバーからももいろクローバーZになって、5人で頑張るぞという決意をこめた曲でもあった気がする。この曲はもう5人で歌うのは最後になってしまう。そう思うと泣けてきた。こんなに脳天気で明るい歌なのに泣ける。今日は曲調が明るければ明るいほど泣ける。まさかZ伝説で泣く日がくるとは。

 

そう考えると5人揃わないと成立しない曲が多いことに今更ながらに気がついてしまう。やっぱり有安杏果の抜ける穴はあまりにも大きい。たった5人しかいなかったんだなって改めて実感した。

 

最後の曲は、「モノクロデッサン」という曲で締めたのだけど、この歌の歌詞が切なすぎた。「5人それぞれ色があるけど、どの色が欠けても夢の続きは見れない」という内容で、辛すぎて前が見えなくなった。

 

 

そして、4人から有安さんへの最後の言葉を送るとき、会場のいたるところからすすり泣く声が聞こえてきた。特にリーダーの百田さんが「本当は5人で10周年をむかえたかった…」と、ずっと押し殺していた本音が出たとき、最もくるものがあった。

なんて辛いんだ。こんなに辛い気持ちになることがあるのかと。

 

しかし有安さんはもう腹を決めた表情だった。凛とした笑顔が崩れることは無かった。もう5人のももクロは終わったんだな。もう戻ることはないんだなって思った。

5人はいつの間にか大人になっていた。僕らファンだけが大人になれずに青春を引きずって彼女達に投影していたのかもしれない。別れを受け入れられずに立ち尽くすしかなかった。

 

5人での夢はここで終わってしまったけれど、ここからは4人での新しいももクロがはじまる。新しい4人のももクロは、またどんな夢と奇跡を見せてくれるのだろう。

 

最後に有安杏果さん、卒業おめでとう。

8年間おつかれさまでした。ありがとう。

 

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