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大都会と砂丘@渋谷WWW / 渋谷WWW X

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マルチネレコーズ主催の「大都会と砂丘」というイベントに行ってきた。

場所は、渋谷WWWと渋谷WWW Xという二つのライヴハウスを自由に出入りできるという形態。

出演者はマルチネレコーズというレーベルにゆかりのあるミュージシャンが集まっていた。マルチネレコーズとは、tofubeats、Avec Avec、三毛猫ホームズなどを世に出したネットレーベルで、EDMやダンスミュージックが特色の、ネット配信で広がったギークなカルチャーという印象。2005年に当時15歳の高校生がはじめたレーベルだったんですって。現代っ子恐るべし。

 

では、出演者のタイムテーブルをご覧ください。

 

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左が渋谷WWWで「大都会」、右が渋谷WWW Xで「砂丘」と、2つに分かれた構成。

そういえば、クラブミュージックのイベントにしては早い時間帯である。終電前に帰れるという健全なイベント。ファッキン風営法。とはいえ正直オールは体にこたえるのでこういうの助かる。

 

15:30くらいに会場に到着。Avec Avecを見るためWWWのほうに入る。

渋谷WWWはライヴハウスなんだけど、以前は映画館だった居抜き物件らしく、フロアが映画館の名残の激しい段差があるので、ステージは非常に見やすい。きっとステージから見ると客の顔が見えすぎて気まずいくらい。ちょっと特殊な現場かもしれない。

 

 

15:40 - 16:20 「大都会」渋谷WWW

Avec Avec

この人は、Seihoとのユニット、Sugar’s Campaignの人というイメージで、僕はそれをきっかけで知ったのだけど、個人では2012年にアメリカのLAのマッシュレコードからEPをリリースしているという。マッシュレコードといえばHer Space Holidayが有名。それだけで箔がつく。宅録は国境を越えられると勇気が出る。

 

 

砂丘へ移動。

 

 

17:00 - 18:00 「砂丘」渋谷WWW X

tofubeats

tofubeatsは天才。で、変態。だと思う。

僕はこの人と同じような天才で変態な人は、前山田健一だと思っている。比較するのも野暮かもしれないけど共通点は多い。

森高千里藤井隆などに楽曲提供したり、小室哲哉RIP SLYMEとコラボしたりと非常に売れっ子である。自身のライヴではバキバキに尖ったダブステップがぶっ飛んでいてカオスというイメージだった。「尖ったカオスな一面が彼の真骨頂」だと思っていた。

なんだけど、今回久しぶりにライヴを見たら、尖った角が丸くなったような気がした。そうか、もともとポップな曲を作る才能に長けた人だった。僕は誤解していた。まだ僕はこの人の全貌を把握できていない。tofubeatsは一言では片付けられない。

 

 

大都会へ移動。

 

 

17:40 - 18:20 「大都会」渋谷WWW

PARKGOLF

tofubeatsを見た後だったので、途中から見たのだけど、Seihoに似ているなあと思った。音も動きもまんまSeihoなのが気になった。あとから知ったのだけど、Seihoが主宰するレーベル所属の人だった。

 

 

お腹がすいたのでラーメンを食べに一旦休憩。

 

ラーメンじゃなくてつけ麺を食べて、砂丘へ移動。

 

 

18:40 - 19:20 「砂丘」渋谷WWW X

Meishi Smile

非常にサイバーだった。

ターンテーブルでPCから曲を流しながら、マイクで絶叫系デスボイスのボーカルを一人でしているというスタイル。

正直ちょっとキツかったです。やりたいことはわかるけど。難易度高めだなって思いました。

あとから知ったのだけど、ロサンゼルスを拠点に活動する中国系のアメリカ人だった。日本人じゃなかったということを知ってなぜかちょっと納得した。独特な世界観だったので。日本人の感性ではなかった。

ただ外人だからって凄いとは限らない。当たり前だけどアメリカにだってアマチュアは腐るほどいるのだから。

 

 

19:20 - 20:00 「砂丘」渋谷WWW X

Seiho

立ち上がりはアンビエントな音をバックに花瓶に花を活けるというライヴのはじまり方に貫禄がありすぎた。機材を準備する流れで花も準備するという。機材にケーブルを挿すような感覚で花瓶に花を挿していた。この花を活ける静かな時間が直前のMeishi Smileとのいいインターバルになって良かった。

で、今回のこのイベントはSeihoが頭一つ飛びでていた。この日はエレクトロ漬けだったけど、Seihoだけで満足したくらい。

見るたびに音がブラッシュアップされていて、毎回想像を上回ってくるので、頭の処理が追いつかない。

水の一気飲みと花瓶に水を入れるパフォーマンスはもはや様式美。

 

 

20:00 - 21:00 「砂丘」渋谷WWW X

EYヨ

ボアダムズの山塚 アイさん。

もう、ボアダムズというバックグラウンドだけで説得力がある。ライヴが始まった途端、フロアはクラブイベントではなくライヴハウスの雰囲気に変わった。ハードコア畑の埃臭いグルーヴが居心地が良く、血が騒いだ。

 

 

大都会へ移動。

 

 

喫煙所で一服していたら、喫煙所にもスピーカーがあり、音だけ聞こえてきたのだけど。この曲がキャッチーすぎて忘れられない。

三毛猫ホームレスの「そばが食べたい」という曲らしい。なんだこれは。

 

 

17:40 - 18:20 「大都会」渋谷WWW

DJ Wildparty

OL Killerという3人組のDJユニットで岡村靖幸と活動しているワイパさん。

僕はOL Killerでは何度か見たけれど、DJ Wildpartyのピンとしては初見だった。

改めて一人でのDJを聞くと、彼の持ち味である「オタク」という要素がいい感じにブレンドされているのがとても良かった。アクティブなオタクだと思う。動けるオタク。

ファミコンゼビウスの音や、東方Project弾幕シューティングを彷彿とする要素が入っていたり、オタクとテクノって愛称がいい気がする。ノスタルジーなエモさがあると思う。

 

 

21:30 - 22:00 「大都会」渋谷WWW

bo en

イギリス在住のイギリス人なんだけど、日本のマルチネレコーズからリリースしているらしい。

片言の日本語で自己紹介からはじまって、曲が一曲終わる度に「オワリデス!アリガトゴザイマス!」と律儀に言ってくる。なんかめっちゃいい奴。微笑ましい気持ちになった。そして曲がファンシーで可愛い。このポップさはイギリス人ならではのエキゾチックで不思議な世界観だった。

途中でSugar’s Campaignのゲストボーカルのあきおさんが出てきた。歌のお兄さんみたいだった。素敵な笑顔。

そして、最後にDJ WildpartyがこっそりSugar’s Campaignの曲を流して、あきおさんが「おい!聞いてねーよ」と言いながら歌うというサプライズも。

ワイパさんがなんか後ろでコソコソやってんなと思っていた。機材の片付けでもしてるのかと。で、最後はなぜか星野源のSUNを流し、ワイパさんが口パクで歌って、「はい。終わりです。」と、終わった。最後ワイパさんが全部もっていった感。ワイパさんの株が上がった。この感じ、すごく楽しかったのだけど伝わっただろうか。

 

とてもいいイベントでした。楽しかった。