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岡村靖幸 2016 SPRING TOUR『幸福』@神奈川県民ホール

音楽

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岡村靖幸のライヴを見に行ってきた。

今年、11年ぶりにオリジナルアルバムを発売してからの最初のツアーということで、期待が高まった。新しいアルバムが出た直後のライヴってやっぱテンションがあがる。それは観客はもちろんだけど演者もテンションが上がってる筈である。それが11年ぶりのアルバムというのだから双方のワクワクは計り知れない。

 

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会場は神奈川県民ホールというところ。

 

岡村ちゃんのライヴはエモい。岡村ちゃんのライヴは一期一会である。毎回印象が違う。演奏や曲のアレンジを変えてくるというのもあるけど、岡村ちゃんのパフォーマンスが一期一会ということが大きいと思う。そんな高いテンションをキープし続けることってなかなかできることじゃない。この日も岡村ちゃんは自由自在だった。

印象的だったのは、「イケナイコトカイ」という曲での歌い方。フェイクの部分の引き出しが底知れないと思った。岡村ちゃんの真骨頂はアドリブだと思う。

岡村ちゃんの一挙手一投足が見逃せない。次なにをやるんだろうという期待で自然と目で追ってしまう。ステージ上の岡村ちゃんは1秒も手を抜かないから見る方も忙しい。とにかく情報量が多すぎる。

曲を聴くだけでも情報がただでさえ多いのだ。リズムが表だと思ってたら気づいたら裏だったとか。畳み掛けるように変化することが多いので忙しい。あんなに変拍子の展開が多い曲で、気持ち良く踊れるのだから不思議でたまらない。きっと演奏が完璧だからなんだと思う。当たり前に聴いているけどあれは普通じゃない。相当困難なことやってる筈だ。ちょっとでもリズムがよれたら成立しなくなるという緊張感で演奏しているに違いない。

とにかくキメが多い。キメキメを盛り込んで、キメを4回やれば4拍子になるよね。っていう勢いで作ってるんじゃねえかっていうくらい。で、それが全部ビシッと決まってるから気持ち良い。照明もビシッと合うようにこだわってるんだろう。岡村ちゃんのカッコ良いシルエットが目に焼き付いて離れないのだ。

 

岡村ちゃんが小さく手を振ると、岡村ちゃんの視線の直線上のお客さんが我も我もと手を振り返していたんだけど、岡村ちゃんが手を振るたびにお客さんの手が上がるのが、花が咲いたみたいに見えてきて、花咲か爺さんが枯れ木に灰をまくと桜が咲いたみたいな、魔法みたいなファンタジーを想像してしまった。手のひらからなんか不思議ななにかが出てんじゃねえのかと。

ちょうど僕の真正面の視線の直線上でその現象が起きると、モーゼの十戒が起こったかのような錯覚になった。シシ神様が来たぞー!みたいな。みんなきっと自分に手を振ってもらったと思って必死に振り返しているんだろう。残念だけどあれ、俺に振ってたから。

 

セットリストは、聞きたい曲をほとんどやってくれた。みんなが聞きたいであろう曲をおしみなくやってくれるし、毎回アレンジを変えてくれるので、昔の曲も現在進行形で進化し続けているんだと思った。

 

そして、アンコールで弾き語りをするのが恒例なんだけど、今回はプリンスの曲をカバーしていた。プリンスの追悼の意をさりげなく歌で表現する姿が素敵だと思った。

今年もフジロックに出て欲しいなあ(切実) 

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