レヴェナント: 蘇えりし者

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2016年 アメリカ

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

出演:レオナルド・ディカプリオトム・ハーディ

 

レオ様、体張りすぎ。

納得のアカデミー賞

ディカプリオがとにかくひどい目にあうという映画。

 

雪山で熊に襲われて、瀕死になって、仲間に見捨てられて、生きたまま埋められて、置き去りにされた男が、這いつくばりながら生還するという話。

主人公のサバイバル能力が高すぎてすごすぎた。これが実話だというからすごい。

この映画、2時間半くらいあったのだけど、ずーーっとディカプリオがひどい目に遭いっぱなし。2時間半安息の隙が一切なかった。開始からエンドロールまで緊張が絶え間なかった。

 

瀕死の這いつくばっている状態から、火を起こして暖まったり、魚を獲って食べたり、本格サバイバルだった。たしか足を骨折してたと思ったけど後半は走り回れるほど回復した。そこはだいぶ端折っているのだろう。骨折のことは大目に見よう。

 

懸命に生きようと歯をくいしばっているレオ様がとてもエモかった。

 

僕はサバイバルものが大好物なのでとても楽しかった。サバイバルものの醍醐味は状況の回復の経過を見るのが一番楽しい。とは言え、あまりにもディカプリオがひどい目にあいすぎなので、終盤で崖から落ちたときはちょっと笑いそうになった。

 

せっかくここまで回復したのに…! また振り出しにもどった!?

 

しかし、ここまでくるともう、ずっとひどい状況なので、どんだけひどい目にあってもたいがい一緒である。吹雪がきたら馬の死体の中に入ればなんとかなるし、終電を逃したって漫喫に入ればなんとかなる。

いや、おかしいおかしい。無理無理無理。

自分絶対無理っす。あの状況で生き残る自信一ミリもないっす。

 

もうずっとディカプリオ目線で感情移入しまくりだったんだけど、臨場感がすごくてですね。この監督は前作のバードマンもそうだったのだけど、その世界に自分も立っているかのような錯覚にさせるのが上手いと思う。

(ちなみに前作のバードマンはアカデミー作品賞。)

そして、撮影監督のエマニュエル・ルベツキさん。彼は今作でアカデミー撮影賞を獲得したんだけど、2年前のゼログラビティと去年のバードマンで、3年連続のアカデミー撮影賞獲得ですって、アカデミー史上初の快挙なんですってすごくないすか?

たしかにエマニュエル・ルベツキさんの撮影が、かなりこの映画の臨場感を演出していたと思う。今回は撮影をする際、照明は使わずに、自然光のみで撮影したんですって。

美しい風景だった。美しすぎてゾクっともした。本当に自分もジャングルの中に立っている気分になった。

 

そして、エンドロールの音楽が美しいアンビエントだった。音楽は坂本龍一らしい。

これは映画館の大きいスクリーンで見るべき映画。