バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
2016年 アメリカ
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック / ヘンリー・カヴィル / エイミー・アダムス / ジェシー・アイゼンバーグ / ガル・ガドット
バットマンVSスーパーマンを見に行ったら、スーパーマンの映画だったでござる。
ちょっと今回はネタバレさせてもらいますよ。ネタバレせざるおえない。
バットマンとスーパーマンが戦ったらどっちが勝つのかなっていう好奇心で見に行ったわけだけど。もうスーパーマン先輩が強すぎてですね。バットマンが空気でした。
僕はバットマン目線でこの映画を見ていたんだと思う。バットマンを応援していた。
もう勝負にならなかったですよ。スーパーマン先輩が神すぎて。
目からビームが出た時点で僕の心は折れました。
そして、バットマンの自慢のバットモービル。バットモービルでバットマンがスーパーマンにむかって突進したんすけど、正面からガン!って当たったのにスーパーマンが全くビクともしないで、そのまま壁にクラッシュしたときはもう僕のなかでエンドロールが流れてました。
スーパーマン先輩は、乗り物などなくとも、瞬間移動のごとく空から一瞬でヒュン!っとどこからともなく飛んでくるし。その登場がいちいちカッコイイ。
そもそも戦う理由ってなんだっけって話だったんだけど。その理由も後ずけのような感じだった。かまってほしいバットマンに、スーパーマンは仕方なく戦う感じ。なんだけどバットマンの戦い方が姑息というかなんかセコい。罠とかいっぱいしかけてて必死。
挙句はスーパーマンの彼女に止められるという。バットマンも一度振り上げた拳をやり場のない感じでおろし和解するんだけど。
たぶん感動のシーンだったんだろうな。戦った同志の男の友情が芽生える瞬間だったのかもな。僕は心のなかで叫んだよ。
「和解するのはやくね!!?」
ホントになんのために戦ってたんだっけ二人は。
その和解する瞬間の気まずさといったら。
そのあとのバットマンの所在ない感じがさらに気まずかった。たぶんこの気まずさの空気を感じ取れるのは非リア充の気持ちかもしれない。おそらくリア充にはこのバットマンの負い目は汲み取れないだろう。スーパーマンの活躍が眩しかった。
あと、終盤のクライマックスのいいところで、ワンダーウーマンがドーーン!とカッコよく登場したんだけど。その瞬間も僕は心のなかで叫んだよ。
「えっ? 誰!!?」