1994年 アメリカ
出演:ジョン・トラボルタ / ユマ・サーマン / サミュエル・L・ジャクソン / ブルース・ウィリス / ティム・ロス
僕はいままでタランティーノの映画を1本も見ていなかった。
いままで映画が語られる場面で「あれ、タランティーノっぽいよね」というように代名詞のようにタランティーノの映画がひとつのジャンルのように言われているのをよく耳にすることが多かった。
その理由が、このパルプフィクションを見てすべてが納得した。
たしかに、あの映画もこの映画もパルプフィクションっぽい。1994年にこんな映画を作ったタランティーノって天才かよ。
そういうことか。僕はあまりにも見るのが遅すぎた。
パルプフィクション以前とパルプフィクション以降で、映画の歴史が大きく変わったくらいの衝撃だったんすかね。もしかして。当時の反応はどんな感じだったんすか。リアルタイムで味わいたかった。と、いまさら興奮している。
2016年のこの時代に「タランティーノやばくないすか?」って言ってる僕は、「最近やっとはじめてティラミスを食べたんすけど、このケーキやばいっすね!」って言ってる感じだろうか。もう「自分、わりとスイーツ好きなんでよく食べますね。」とか恥ずかしくて言えない。滑稽に思ってくれて構わない。