ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男

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2015年 アメリ

監督:テイト・テイラー

 

ジェームス・ブラウンの生涯を追った伝記映画。

子供の頃、超貧乏の家で生まれ、親にも捨てられ、親戚のオバさんに邪見に扱われながら働かされ、グレて窃盗をして逮捕されて留置所に入れられた青年が、どのようにしてスターになったのかという映画。

そんな暗黒の少年時代からスターになった経緯が一番気になって見ていたのだけど、意外とトントン拍子でスターになったので、「あれ、もうプライベートジェット機とか買っててビックスターになってる…。」と、展開が早く感じた。そうりゃあ彼の生涯をたった2時間の映画サイズでは尺が足りなすぎるのだろう。相当端折ってるのかもしれない。

 

それにしてもこんなに破天荒な人だったんだ…と思った。ブラウンさんが天才すぎて周りがついていけない。バンドメンバーも親友も家族もみんな彼に気を使っている。常に孤高の存在。チヤホヤするのは最初だけですぐにみんな去って行ってしまう。もしかしたらずっと孤独な人だったのかもしれない。見ていて悲しくなる場面が多々あった。

特に、自分を捨てた母親と再会するシーンが心に残った。

 

あと、主役の人が後半になるにつれてどんどんJB本人に見えてきて、立ち姿とかソックリだったし、ダンスも相当練習したんだろうなあと思った。歌の部分はさすがにJBの声に差し代わっていたらしいけど。