バクマン。

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原作:大場つぐみ / 小畑健

監督:大根仁

出演:佐藤健 / 神木隆之介 / 染谷将太 / 小松菜奈 / 宮藤官九郎 / 山田孝之 / リリー・フランキー

 

僕は週刊少年ジャンプは小学生の頃(ドラゴンボールレッドリボン軍と戦ってるくらい)から読んでいて、ドラゴンボールが最終回になったときが高校3年生の頃。高校卒業とドラゴンボールが終わったタイミングで読むのをやめた。スラムダンクもその頃に最終回だった。

それ以降は、話題になってるものを単行本でチョイスして読んでいた。(ワンピースとかナルトとか)そんなかんじでデスノートも読んでいたのだけど、バクマンは1巻までしか読んでいなかった。バクマンが連載時は僕は28歳になっていた。ジャンプの漫画から徐々に遠ざかっていたのかもしれない。現在36歳の僕はもうジャンプがいまどんな漫画が連載されているのかほとんど把握できていない。

 

そんな僕がこの映画を見て、あの頃週刊少年ジャンプを夢中で読んでいた小学生の自分が蘇った気持ちになった。男なら誰しもが子供の頃読んだであろうジャンプが好きだった人なら熱くなれる映画。

バクマン、全巻読まなきゃいかん。とも思ったけど、ほぼ初見というコンディションで映画に臨んだ(予告もあえて見なかった)のももしかしたらラッキーだったかもしれない。変な言い方だけど。

「こんな人気のある漫画で、たくさんの大人達が気合いを入れて作った映画を、初見で見れるなんて贅沢だ」という気持ちになったからである。キャストのこの異常なほどの豪華さと、監督が大根仁というだけで、面白くないわけがない。

大根監督といえば前作のモテキでもそうだったけど、随所にちりばめられた小ネタが魅力。漫画好きがニヤリとする漫画ネタがちりばめられていた。セットや小物の情報量が半端ない。何度も繰り返し見たくなる。

僕は面白い映画を見たあとの、最後のエンドロールで余韻に浸る時間が好きなんだけど、この映画のエンドロールがもの凄い凝っていて感動して鳥肌が立った。あのエンドロールは必見。

それと、音楽がサカナクションで劇中の音も素晴らしかった。漫画を描くシーンの、ペンの擦れるシャッ!シャッ!ガリガリという音が心地よいエレクトロニカのようになっていた。