ロッキー・ホラー・ショー

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1975年公開 イギリス

 

カルト映画の金字塔として今もなお語りぐさになっている伝説の映画。

この映画はもともとはミュージカルの舞台からはじまって、それが映画化されたものらしい。公開当時のイギリスでは、熱狂的なファンが何度もリピートして、劇中のキャラクターのコスプレをし、上映中に一緒に歌ったり踊ったり、野次やかけ声をかけたり、特定のシーンで登場キャラと同じアクションをしたり、あげくの果てはスクリーンの前に立ち踊ったりしていたと。観客参加型映画の先駆け的存在らしい。

 

映画の内容はとにかくぶっ飛んでいた。イカれた変態のオッサンが踊っているというバカ映画。訳が分からない。シュールすぎてなにがなんだか。もうこれはストーリーがどうのこうのっていう映画じゃない。なにも考えずにハッピーな気持ちにというか、ヤケクソになれる映画。思考が停止した。

この国の住人の掟には大人しく従えばすべてが楽になる。細かいことはどうでもいいじゃないか。恥ずかしがることなんてなにもない。すべては浄化され真の美の芸術がそこにあった! と、洗脳された。

 

ビジュアルのインパクトに説得力がありすぎる。なんといってもティム・カリーの存在感。ティム・カリーだけで永遠見ていられる。もうティム・カリーの虜。