1978年公開。ジャマイカ映画。
レゲエ映画の金字塔らしい。
1978年のレゲエブーム全盛期の時代に、ジャマイカのキングストンを舞台に現役ミュージシャンが実名で出演しているという。
ストーリーはいたってシンプル。「盗まれたバイクを奪い返す。」それだけなんだけど、注目すべきことはそこじゃない。この映画は、当時のジャマイカの雰囲気を味わえることが重要であって、それだけで価値のある映画だ。もうこれは貴重な歴史的資料なのである。
1970年代後半のジャマイカといえば、まさに二大政党が分裂して抗争の真っただ中で、ボブ・マーリーが平和を願って歌っていた時代である。ジャマイカが一番熱い時代。そう考えるととても感慨深い。
そして、出てくる人たちがみんなお洒落でカッコいい。もしカフェの店長なら店内でこの映画をリピートして垂れ流しにしたくなると思う。