FUJI ROCK FESTIVAL '15_7.25 Sat(2日目)

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FUJI ROCK FESTIVAL '15_7.24 Fri(1日目)

 

新しい朝です。

フジロック2日目。この日も快晴。一日中とても暑かった。本当に台風とは一体なんだったのか。朝方、暑くて何度も目を覚ます。もっと寝たいけど暑くて眠れない。テント泊は朝の暑さが辛い。体中が痛くてダルい。昨日の疲れが全然取れない。7:00くらいに目を覚まし、10:00くらいまでテントでウダウダした。

 

二日目は朝から夜中まで見たいものがいっぱいだ。二日目が最もハードスケジュールである。ここが正念場だ。

 

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毎回どうしても撮ってしまう入場ゲートの看板。

 

WHITE STAGE 11:00〜

Räfven

 

スウェーデンのジプシーパンク。ポーグスを彷彿とするバンド。

タイムテーブルを見ると3日間どこかしらのステージに出演する予定らしい。

上の動画を見ると電車の中で演奏している。おそらくどんな場所でも対応できるポテンシャルがあるバンドらしい。

めちゃくちゃ盛り上がった。モッシュピットに大きなサークルが出現し、みんな輪になって踊っていた。客を全員しゃがませて一気にジャンプさせたり、みんなの心がひとつになっていた。楽しい。なんかレーヴェンと友達になれた気分になった。気のいい奴らだった。

大きな旗を客に持たせて振らせていたのだけど、ツイッターで「レーヴェンの旗が紛失しました。」「レーヴェンの旗を持って帰ってしまった人は、明日のアヴァロンのステージに持ってきて、振って盛り上げてあげてください!」と、拡散されていて、「すみません!僕がレーヴェンの旗を持ってます!」「レーヴェンの旗が見つかりました!」というやり取りで盛り上がっていた。終日レーヴェンの話題で持ちきりだった。

 

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 途中、サプライズでチャラン・ポ・ランタンが出てきた。ちっちゃくて可愛かった。

 

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毎年食べないと気がすまないグルグルウインナーと、朝霧ヨーグルト。

 

 

FIELD OF HEAVEN 11:50〜

キセル

このバンド、一見ゆるいフォークロックと思われがちだが、ゆるいなんてとんでもない。 削ぎ落とされた緊張感のポストロックだと勝手に思っている。一音一音の響きを大事に演奏するストイックなバンドだと思う。

そうなんだけど、この人達はいつも腰が低い。終わったあと何度もペコペコしながらはけて行った。その謙虚さが彼らの魅力だと思う。

ベガという曲を期待していたのだが、やってもらえず。

 

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角煮丼。角煮がトロトロで柔らかくて美味い。

 

 

GREEN STAGE 13:20〜

上原ひろみ The Trio Project feat. Anthony Jackson and Simon Phillips

上原ひろみは2012年のフジロックのオレンジコートで観たのだけど、そのときは環境のせいか音が聞こえにくかった。 今回はグリーンステージなので、彼女の世界にどっぷりと浸れると期待した。

序盤少し間に合わず、途中からグリーンステージに到着したのだけど、いつものグリーンステージと様子がすこし違う。空気がなんか違うのだ。数万の客が固唾を飲んで見入っていて独特な緊張感が包んでいた。

前のほうに行って、あのトレードマークの中腰で演奏する姿を肉眼で見れて感激した。

「え、いまのそれどうやって弾いたの?」っていう指の動きをモニターで見て、気がついたら僕も固唾を飲んで地蔵になって見入っていた。

こいつら変態だ。

 

RED MARQUEE 14:30〜

AQUALUNG

UKのシンガーソングライター。

この人もいい声だし、おまけに顔がすこしBECKに似ていてイケメンだ。

4歳の頃から作曲をしてたらしい。なんだただの天才か。

5年ぶりにニューアルバムをリリースしたのだけど、実は5年間ライヴ活動をしていなくて、唯一ライブをしたいと思ったのはフジロックだったと、10年ぶりのフジロックの出演らしい。

なにその話、嬉しくて泣ける。

エレクトロとアコースティックが心地よかった。とっても癒された。

 

 

GREEN STAGE 15:20〜

NATE RUESS

Fun.というバンドのボーカルのソロ。

Fun.では2ndアルバムがゴールドディスクを獲得し、グラミー賞にて主要4部門のうち最優秀楽曲賞と最優秀新人賞の2部門受賞したらしい。

フレディ・マーキュリーの再来と言われ、独特な歌声に定評があると。たしかに伸びやかなハイトーンだ。Fun.のあの有名な曲もやってくれた。サビで「カモン!」とマイクを客に向け「みんなで歌おう!」みたいになり、英語が分からずフガフガとした合唱に…あれ、これ昨日のアウルシティと一緒じゃねえか。

アウルシティとパフォーマンス的にも音楽性的にも色々かぶっていた。近年のアメリカの流行の傾向なのだろうか。

 

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バッタが膝の上に止まって、一緒にネイト・ルイスを見た。こいつぜんぜん逃げようとしなかった。

 

 

RED MARQUEE 16:20〜

ゲスの極み乙女。

いま旬の邦楽バンド。

まさかこのバンドがこんなに売れるとは思わなかった。彼らのデビュー曲をたまたまタワレコで視聴し、「なんて中毒性のあるバンドか!」とチェックはしていたのだけど、まあせいぜいサブカル止まりだろうと。とか思いきやテレビにガンガン出てきたりして、こういうのが売れる時代がきたのかと。

とはいえフジロックでどれくらい客が集まるのかは未知数だと思った。しかし、レッドマーキーは満員御礼。入場規制がかかるくらい人が集まった。僕はゲスの極み乙女の人気を舐めていた。そして、キーボードのちゃんMARIも可愛いけど僕はドラムのいこか派です。

 

 

RED MARQUEE 18:20〜

岡村靖幸

フジロック岡村ちゃん。きっとみんな待っていたんだと思う。みんなフジロック岡村ちゃんが見たかったのだ。OL Killer名義では2012年に出演しているが、岡村靖幸としては初である。この瞬間は絶対に見逃せないと思った。

ステージ割りの発表のとき、「岡村ちゃんレッドマーキーは狭すぎるんじゃないか」という心配があったのだけど、案の定レッドマーキーじゃ狭かった(キャパ5000人以上)。蓋を開けてみるとレッドマーキーに入りきらずにワールドレストランの林のほうまで人が集まっていたらしい。

僕は心配を察してゲスの極みから待機していたので、わりと前方に行くことができた。岡村ちゃんがステージに登場した瞬間、後ろから我も我もと人が前に押し寄せ、モッシュピットは大混乱だった。特に終盤の「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」がはじまったときのパニックが最高潮で、人の波がうねり、もみくちゃになりながら、青春は1、2、3ジャンプで両腕を上げながら何度もジャンプした。号泣しながら。

岡村ちゃんがはじめてフジロックに出たという、その初期衝動の熱気は貴重だと思った。

 

 

GREEN STAGE 19:20〜

deadmau5

ネズミの被りものをしてるあれです。

岡村ちゃんのあとレッドマーキを出ると外は真っ暗になっていて、デッドマウスを見ようとグリーンステージに向かうが大渋滞に巻き込まれる。

ようやく辿り着いたグリーンステージは巨大なクラブになっていた。苗場の山がクラブに。あのネズミを肉眼で見たいと、なるべく前のほうに行った。PAの斜め後ろあたりがちょっと斜面になってて全体が俯瞰で見渡せる絶好のポジションで見れた。ステージに要塞のような機材に囲まれた真ん中にデカい頭のネズミがいて、目が光っていた。まるでネズミが演奏してるように見えて「やだ…かわいい。」と、ネズミの一挙手一投足に釘付けになった。

 

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FIELD OF HEAVEN 21:00〜

GALACTIC featuring MACY GRAY

メイシーグレイのしゃがれたハスキーボイスが染みた。椅子に座りながらタバコをふかしのんびりと見た。優雅すぎる。こんな贅沢してていいのだろうかと自分に酔った。豪遊にもほどがある。それにしても今日は一日よくばってたくさん見すぎた。体力が限界だったので最後の締めはのんびりとメイシーグレイ、と、言いたいところだがまだ夜は終わらないのだ。

 

 

WHITE STAGE 22:10〜

Belle and Sebastian

ベルセバはテントに戻るついでに2曲くらい見た。

 

 

このあと、ウィルコ・ジョンソンのライヴがクリスタルパレスという朝までやってる小さなステージで3時からある。それを見るために寝ずにテントでのんびりと過ごし体力を温存した。

ウィルコを一目見るためだ。明日は昼まで寝ていればいい。

 

 

CRYSTAL PALACE TENT 03:15〜

WILKO JOHNSON

ウィルコ・ジョンソンはDr.Feelgoodのギタリストで、生きる伝説である。彼の独特な演法はのちの多くのミュージシャンに影響を与えた。

ウィルコは2年前、すい臓癌の末期であると公表し、もう彼は死んでしまうのだと。2013年1月の南青山のレッドシューズというライヴハウスでのライヴが最後のステージだと思っていた。僕はそのときのライヴを見に行ったのだけど、ウィルコは最後に「もう二度とみんなとは会えないけど、ありがとう。」とお別れの言葉を言っていた。

ウィルコ・ジョンソン@南青山レッドシューズ  ←当時のブログ

 

だけど、どうやら癌を克服したらしい。奇跡の復活をしたというのだ。ウィルコが生きていてライヴをやっている。なんという奇跡か。どうやらこの人は死ぬまでステージに立つつもりのようだ。ウィルコの生存を確認せねばならない。眠いなんて言ってられない。ウィルコは命がけなんだ。

と、意気揚々とクリスタルパレスに行ってみて僕は唖然とした。

入り口の前が長蛇の列ができていたのだ。深夜のクリスタルパレスでこんな光景ははじめてだ。そりゃあみんなもウィルコが見たいよね…。甘かった。

 

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だけど、ここまできたのだから並ぶしかない。

ちょっとずつ列が動く。

「お?いけるか?」

開演間際になると列が大きく動いた。スルスルと人が入り口に入っていく。

「お?入れる?」と思った瞬間、「No!No!」

屈強な黒人のセキュリティーが僕の目の前に立ち塞ぎ、ちょうど僕までで止められ、扉を閉められた。キャパオーバーらしい。入場規制がかかった。

「え?なんで?」

涙目になった。本当に泣きそうになりながら黒人のセキュリティに向かって叫んだ。

「なんでーー!!!??」

僕があまりにも情けない顔だったのか、哀れに思ったのかは定かではないが、黒人のセキュリティが「行け行け」というジェスチャーで開けてくれた。

「え…いいの?」

中に入れた。

 

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中はギュウギュウで、ウィルコはかろうじて顔が見えるくらいだったけど、 ウィルコの元気な姿が見ることができて嬉しかった。セキュリティーのおじさん、入れてくれてありがとう。レッドシューズのあの日の夜を思い出した。

 

 

満足してテントに戻って4時頃に寝た。

テントに戻ってからの記憶はあんまり覚えていない。この日は朝から夜中の朝方まで一日中たくさんライヴが見れた。明日は最終日、明日のために寝よう。

 

3日目につづく。