監督:ガス・ヴァン・サント
2003年公開
1999年、アメリカ・コロラド州のコロンバイン高校で実際に起きた銃乱射事件をテーマにした映画らしい。
高校生の日常を色んな視点から撮影しているカット割りが斬新だった。リアルな日常を十分に見せたあとに、クライマックスの非日常感が際立つ作りだった。
なんだけど、この学校の生徒は、みんなやたらウロウロしすぎ。すれ違うたびに「やあ。調子はどうだい?」「まあまあかな」と、よそよそしい挨拶ばっかりで、なんかみんな暇そうでぎこちない。
全体的に間延びする歩くシーンが多い。
役者は一般の高校生をオーディションで集めたらしい。確かにリアルなんだけど、演技にムラがありすぎた。目の前で銃殺されたというのにリアクションが薄かったり、逃げ方がモタモタしてたり。
あと、主人公が思わせぶりな伏線を色々残したまま特になにもしないで終わった。