ダークナイト、インセプションの監督、クリストファー・ノーラン最新作ということで、丸の内ピカデリーで見に行った。
昨年の2014年の年末公開で、そろそろ公開も終わりそうな中、慌てて見に行った。
どうしてもこれは映画館の大きなスクリーンで見とかないと後悔すると思った。
アメリカのアポロ11号の月面着陸はウソだったらしい。アメリカがロシアを破産させる陰謀だったって。ロシアはまんまと騙されて月に向かってオモチャをいっぱい打ち上げて破産したんだと。
宇宙を調査する金なんて無駄だ。そんなことより食糧難のほうが深刻だ。小麦も枯れてしまった。トウモロコシだって絶滅寸前だ。
NASAは閉鎖され、軍隊も閉鎖。生きることだけで必死な、人類滅亡ギリギリになってしまった近未来のお話だった。
元NASAの宇宙飛行士だった主人公はトウモロコシ畑の農家になっていたんだけど、色々あってNASAに戻って再び宇宙に行って。地球に代わる人類が新たに住める惑星を探しに宇宙に行くという。
宇宙の果てってどうなってるんだろう。太陽系の外側の別の銀河にはどんな惑星があるんだろう。っていうワクワクが楽しめる映画だった。人類が未踏の地を疑似体験できる。こんな宇宙の果てまで来てしまった…というゾクゾク感が味わえた。
惑星全体が氷で覆われている星に辿り着いたとき、雲も凍っているという描写に感動した。凍った雲に宇宙船がガリッとぶつかるシーンが斬新だなって思った。
あと、「ワームホール」っていうワープできる空間があるんだけど、穴かと思ったら球体の穴だった。「宇宙空間に穴があるとしたら球体になるじゃん?」ってことらしい。
穴を球体にするっていう発想は凄い。
しかし、地球を救済するという壮大な計画は成功するんだろうか。という肝心なストーリーの主軸はかなり強引で、突っ込みどころが多かった。行き当たりばったりでご都合主義な展開も多かったので、キン肉マンかよ!と心の中で叫んだ。
途中まではめちゃくちゃワクワクしたんだけど、途中から急に失速した。残念。
これはキューブリックの「2001年宇宙の旅」のオマージュで、2001年宇宙の旅には劣るとか散々言われているらしいが、1968年のCGも無かったあの時代にあんな映画を作ったキューブリックはバケモノかよ、って改めて思ってしまった。
2001年宇宙の旅をもう一度見返したい。