ファイトクラブ
監督:デヴィット・フィンチャー
やっと見た。16年の時を経て今更ようやく見た。
なんでもっと早く見ていなかったんだと自分をぶん殴るしかない。めちゃくちゃ面白かった。この映画は有名だし名作だという声も散々聞いている。
ただ僕は大きな勘違いをしていたようだ。
喧嘩に明け暮れる不良のブラッド・ピットがプロのボクサーを目指して奮闘するロッキーのような映画なのかと、勝手に思っていた。
全然違った。
ぜんっっっっっぜん違った。
デヴィット・フィンチャー監督に一発ぶん殴ってほしいくらい、僕はひどい勘違いをしていた。
ガチンコファイトクラブっていうTV番組が昔あったんですよ、なんか不良が集まってボクサーを目指す番組。TOKIOのやつですよ。あんな感じだと思ってたんすよ。
全然関係ねえじゃねえか!!むしろ真逆!!
濃厚なサスペンスだった。後半の畳み掛けは本当にハラハラした。エドワード・ノートンの演技が凄かった。ブラッド・ピットもカッコ良かったけど、エドワード・ノートンの演技の凄みで最後まで緊張しっぱなしだった。
デヴィット・フィンチャーという監督はひとつのシーンを100回以上のテイクを撮影するらしい。何度も何度も撮って、役者を追いつめて、追いつめて、極限の表情を撮る監督らしい。きっとエドワード・ノートンも相当追いつめられたのかもしれない。後半の表情と演技が凄まじかった。
ラストシーンでピクシーズのWhere is My Mind?という曲が流れる瞬間、鳥肌が立った。あのラストシーンはすごく良くて、3回巻き戻しした。
名作でした。ほんとうにありがとうございました。
pixies - where is my mind