ドラゴン・タトゥーの女
信頼のデヴィッド・フィンチャー監督ということで、ようやく見た。
主演のダニエル・クレイグも渋くてカッコいいんだけど、なんといってもヒロインのルーニー・マーラが抜群に魅力的な映画だった。レオンのナタリー・ポートマンを彷彿とした。
とにかくルーニー・マーラが可愛すぎた。パンクスタイルで尖ってる役なんだけど、クールでカッコいいうえにツンデレだし、変装するシーンでは長い金髪のカツラをかぶってキレイな格好をするとお嬢様セレブになるし、ギャップの振り幅がめちゃくちゃ広い。厨二要素満載。一気にファンになってしまった。
こんなサイバーパンクルックのイカレたアウトローな彼女なんだけど、私生活は超お金持ちの家に生まれた本物のお嬢様だという。やっぱりギャップにやられてしまった。
ソーシャルネットワークという映画でも主人公の彼女役で出てたらしいんだけど、そっちはほとんど印象に残っていない。今作での覚醒感が半端ない。
そして、ストーリーのほうは、正直に言うと僕にはちょっと話がややこしくて若干ついていけなかった。謎解きのサスペンス要素が強かったんだけど、出てくる人物が多すぎて人が覚えきれなかったのが敗因であった。
終盤の確信部分で、実はこいつが黒幕だったのか!っていうときに至っては、
「ああ、はい。」
と、全くなんの驚きもなくクライマックスをむかえてしまうという体たらくぶりで、ミステリー映画ファンの皆様に「オマエもう二度と映画好きとかぬかすんじゃねえぞ」と罵声を浴びせられても何も言い返せない所存である。