百瀬、こっちを向いて。
女優業に専念したいとももクロを脱退したあかりんを見ようという理由でこの映画を見た。
内容をざっくり説明すると、学園ものの青春映画。
あかりんはバスケ部の宮崎先輩が好きなんだけど、宮崎先輩は学校中の人気者で女子生徒からもファンが多く彼女もいる。その彼女の神林さんも学校のマドンナ的存在。しかし宮崎先輩はあかりんと二股をかけているのだという。宮崎先輩は神林さんの浮気の疑いを晴らそうと、幼なじみのモテなくて冴えないノボルに「あかりんとつき合ってるフリをしてくれ」と相談する。あかりんもそれを承知のうえでノボルとつき合ってるフリをする。それでもあかりんは宮崎先輩が好きだという。
そんなお話なんだけど、
僕は終始こんなことを思いながら見ていた。
いや、宮崎先輩、あかりんのほうがいいだろ。
設定に無理がありすぎた。
もし、あかりんみたいな子が学校にいたらどんな感じだろうと、自分の高校時代を思い返しながら想像しながら見ていたんだけど、こんな子が学校にいたら学校中が大騒ぎだよ。男子生徒大騒ぎだよ。間違いなく学園のマドンナだよ。男子はほっとかないだろうよ。
あかりんが美人すぎて目立ちすぎなのである。申し訳ないけど学園のマドンナと言われている神林先輩より圧倒的にあかりんのほうが美人なのである。
あかりんの「二股されてるけどそれでも彼が好き」という健気な役が全然しっくりこない。そんなあかりんを弄ぶモテ男宮崎先輩がまたそこまでイケメンっていう感じでもないというか、二股をかけておいて、それを隠そうとつき合ってるフリをさせるとか、宮崎先輩がクズすぎて、僕は悶々としながらこう思った、
あかりん、もう宮崎先輩ほっとけよ。
と、あかりん目線で見てたら、謎のモヤモヤを抱えてしまった。
ネタバレしてしまうと、最終的には宮崎先輩はあかりんを振って神林さんとつき合うんだけど、それに対しても僕はやっぱ、
あかりん振るとか宮崎お前はアホか。
ただの物語とはいえ、あかりんを振れる男の気持ちが全然ピンとこなかった。
やっぱりあかりんが美人すぎた。
そして、僕は純粋な気持ちで映画を楽しめてないと思った。