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ももいろクローバーZ @国立競技場

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国立競技場は、2020年の東京五輪にむけ今年の7月から改修工事がはじまるらしい。

ももクロは「国立競技場でコンサートをするのが目標です!」と言っていたが、正直無理だと思っていた。

5年後の新しい国立競技場の完成を待っている間、それまでももクロは活動を続けられるか現実的に難しいと思っていた。女性アイドルの寿命は短い。その前に解散してしまうんじゃないかと。

しかし、改修前の3月にももクロの夢は叶った。しかも3/15と16の2日間の開催だという。

 

 

そんなももクロの夢の晴れ舞台を一目見ようと国立競技場へ足を運んだ。

奇跡的に15(土)のチケットを入手できた。16(日)のほうはチケットが取れなかったので映画館のライヴビューイングに行ってきた。

 

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僕は国立競技場ははじめて行ったので建物に入っただけでテンションが上がった。競技場のスケールのデカさに国立の歴史の重みを感じた。

僕はこの日は風邪を引いていて少し熱があって、会場に向かう途中の電車の中まではかなり具合が悪かった。せっかく楽しみにしていたライヴなのに風邪を引いてしまって最悪だと思った。しかし、会場に到着すると元気になった。本当に嘘みたいに具合が治った。ももクロのライヴを見ると元気になるとよく聞くが、まさか風邪が治るまでとは。元気のドーピングだと思った。

 

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出典元@ナタリー

 

15日の初日は聖火台の上から5人のメンバーが登場し、聖火を点火するという演出からライヴが始まった。聖地とも呼ばれる国立競技場の聖火台に火をつけるなんて、すげえことをやってのけたと実感した瞬間でもあった。

 

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出典元@ナタリー

 

そしてももクロのライヴといえば、客席からのペンライトの光。この国立競技場にびっしりと埋まるペンライトの光の海をどうしてもこの目で見たかった。この光景は現場でしか味わえない熱量があると思った。幻想的でほんとうに奇麗だった。

 

この日のセットリストは、1曲目はインディーズデビュー曲の「ももいろパンチ」からはじまり、その後シングル曲をリリースした順番に歌うというセットリストで、ももクロの辿った道を振り返っていくという演出だった。

 

そういえばこの子達は最初は路上ライブからはじまったんだっけ…と思い返すと、デビューからたった5年でこの国立に立ってることが信じられないことのように思えてきて感慨深くなった。

 

 

2日目の最後、ライヴがすべて終わってももクロの5人は、初日に登場した聖火台に再び戻り、壇上の上から聖火の前で最後の挨拶をしたんだけど、

その最後の挨拶が泣けた。

 

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出典元@ナタリー

 

ももクロは常になにか大きな目標に向かって走り続けてきた。さいしょは路上ライヴからはじまり、紅白歌合戦の出場の夢も叶い、そして国立競技場でのコンサートの夢も叶ってしまった。

じゃあ次の目標は? また大きな夢に向かって頑張るにしても、もうこれ以上大きな舞台は無くなってしまった。

ももクロはもともとアイドルを目指していた女の子が集まったわけではなく、ただプロフィールに「特技:ダンス」と書いてあっただけで集められた普通の女の子だった。事務所のマネージャーもアイドルを育てる経験もなく、手探りではじまったアイドルだった。

だから、ももクロはいつも「大人の悪ふざけに付き合わされている」というスタンスだった。悪い大人達が彼女達にいつも無茶な試練を与え続け、ももクロはそれに立ち向かっていき、毎回それを努力で乗り越えていくというサクセスストーリーだった。

なので、国立のライヴのあとの「次の目標」の、なにかしら発表のサプライズがあるのではないかと思っていた。お客さんはもちろんももクロ本人ですら。

しかし、なにもなく最後の挨拶まできてしまった。

 

リーダーの百田さんが挨拶で、

「もう悪い大人は、私たちの前に壁を作ってくれないんだなあと思って。だから今度は自分たちで、大人の事情とか関係なく、もっといろんなことをやっていけたらいいなって思いました。これからも、みんなに幸せを届けるために、私たちはたくさん笑って、バカなことをやっていくのでこれからもよろしくお願いします。」

と涙目で言っていた。

 

大きな会場でやることが最終目的ではない。大きな会場でやったからそれで終わりではない。たくさんの人に笑顔になってほしいから大きな会場でやっているんだと。

もしかしたらももクロの5人は「解散」という言葉を心の片隅で意識していたのかもしれない。この人気絶頂のこの瞬間で解散したら伝説のアイドルになったかもしれない。

 

正直僕はももクロは短命で終わると思っていた。こんなテンションいつまでも続かないと思っていた。だけど5人の言葉にこれからも続けていく強い意志を感じた。ももクロはどこまで走り続けるのか、ここまできたら最後まで見届けたいと思った。