モーターサイクル・ダイアリーズ

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この映画、

なにかいい映画が見たいと友人に話したら 「じゃあこれを観なさい」 と勧められたもので、正直どんな内容なのか分からずに観ました。

パッケージを観る限りでは旅をする話っぽいし、バイクに乗って南アメリカを横断するというので、イージーライダーみたいな感じを想像しながら見始めたんですけど。

とにかくバイクがボロいんですよ。ポンコツ。 で、しょっちゅうコケる。
旅の初っぱなからコケて川に落ちてバイクは故障。テントは風に飛ばされるし、金は無いし、食い物もない、寒いし、寝る場所もない。

広大な大地を優雅に旅をする話と思いきや、かなり過酷。

しかし持ち前のラテンのノリの陽気さで、色んな人にメシを奢って貰ったり、寝る場所を確保したりでなんとか旅を続ける訳です。

この映画は、映像がとても素晴らしいんですけど、南米にはこんな風景があるのかと。世界にはまだまだ僕の知らない風景があるんだなって思った。
たぶん旅をする目的も、そんな風景を観てみたいという気持ちなのだと思うけど、きっと実際に行ってみないと分からないものがあるんだろうなあとも思った。

色んな人に出会ったり、南米の貧しい現実を目の当たりにして、旅を終えて「この旅で僕の価値観が大きく変わった」という、映画なんですけど。

実はこの映画、その主人公がチリの革命家のチェ・ゲバラだったという事を、見終わってから知り。今までゲバラの顔は見た事があったのだけど、よくポスターとかTシャツでこの人の肖像画が使われてるのを目にしてたけど、正直何をした人なのかは全然知らなくて。
この映画はゲバラが若い頃に南米を旅をした実話にもとづいた話で、そののちに革命家になるキッカケともなっていた話だと。


全然知らずに観たので、見終わってからジワジワ感動し、2倍感動した気分になった。

 

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