THIS IS IT

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映画「THIS IS IT」 を観てきました。

マイケルジャクソンのやつです

マイケルが亡くなってから、今更のようにマイケルは凄かったと語るにわかファンの一人です。

僕は少しマイケルの事を誤解していたのかもしれん。

整形ロボットだとか
小さい子供をいたずらしてたとか
往年はもう人気が無くて借金まみれだったとか

変なイメージばっか。

僕の中で勝手なマイケル像を作り上げていて、肝心の彼の音楽はあまりよく知らなかった。知っていたとしてもせいぜい「スリラー」くらい。それもどうせ過去の栄光だろうと。

ダンスが凄いっていうのも若い頃の話で、今は体も衰えてるんだろう、整形ばっかして体もボロボロなんじゃないの? とか勝手に思っていた。

だからこの映画を観るのもあまり気が進まなかった。衰えているマイケルを観てガッカリするのもあれだなとか思っていた。この映画自体、マイケルの死に便乗したお金儲けなんじゃないの? とも思っていた。

しかし、知人の「絶対に観たほうがいい」という猛プッシュで、どれどれと観に行ったわけです。


2009年7月から全50箇所で行う予定だった「THIS IS IT」というコンサートツアーの、リハーサルの映像を納めたこのドキュメント映画は、2009年6月25日にこの世を去ったマイケルの死ぬ直前の最後の映像らしい。

そのマイケルの動いてる姿を観て、今までの自分の勝手な誤解が全て消えた。
僕はあまりにもマイケルジャクソンを知らなすぎた。

圧倒的なパフォーマンスで、たぶん僕は終始口が半開きだったと思う。


「なんで死んだんだろう。」


死んだ事が信じられないくらい、7月からのツアーに向けてストイックにリハーサルをしていた。

映画の冒頭で、オーディションに受かったバックダンサーが興奮気味に、「彼のステージで踊れるなんて光栄だ」 みたいな事を語ってるシーンで、最後の一人がちょっと涙目になりながら、「人生は辛い事とかたくさんあるけど、自分も何か成し得たいって思ってるんだ。それがこれさ。」

「それがこれなんだよ!」っていうのが、「THIS IS IT」という意味なのかと感動した。俺も何かやってみよう。俺なりに。

まんまと影響を受けた。