映画「 悪魔とダニエル・ジョンストン」を観た

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ダニエル・ジョンストンという人はミュージシャンなんですが、彼が描いたイラストのデザインのTシャツをカート・コバーンが着ていたことでも有名らしいです。

 

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僕はまんまとカート経由で知ったわけで、ダニエル・ジョンストンとは一体どういう人物だったのか、という内容の映画です。


彼は幼少の頃からジョン・レノンに憧れて、自宅の録音テープで歌を撮り続け、そのまま大人になってしまったような人なんだけど、歌とか演奏とかめちゃくちゃヘタクソなんですよ。でもなぜかすごく心を打たれる歌を歌う。 聴けば聴くほど不思議な魅力のあるダニエル・ジョンストンの歌は妙な味と中毒性があるんですよ。

 

まるでなにかに取り憑かれたように歌い続け、自宅でカセットテープに録音を続けているらしい。

きっと子供の頃に自分の歌が褒められた嬉しい気持ち、自作のテープを渡して喜んでくれたときの嬉しい気持ち、ただそれだけにこだわって、ただそれだけが生き甲斐としてそのまんま大人になってしまったのかもしれない。

天才と狂人のギリギリのラインで、苦しんでいるように見えて痛々しく見えるかもしれない、ドンキホーテや裸の王様のように見えない敵と戦っているように見えるのが滑稽に映るかもしれない、

いや、もしかしたら悪魔に魂を売ってブルースの神になったロバート・ジョンソンのような人なのかもしれない。

 

しかし歌っていうのは、上手いとか下手とかってあんま重要じゃないんだなあって思った。それよりずーっと続けることが大切で、まるで呼吸をするように自然にその人の良さっていうものはにじみ出るもんなんだなあって、彼の歌う姿を見て思った。